・子どもって、テレビを見ないほうがいいの?
・毎日テレビばかり見て、子どもに悪い影響がないのかな?
・テレビって、子どもにどんな影響を与えるの?
・子どもがテレビを見る適切な時間ってあるの?
この記事は、このような疑問が5分で解消できる記事となっています。
今の時代に、テレビがない家庭はほとんどありません。
昔は、テレビが高価なものでしたが、今や完全に生活の一部となっています。
そんなインフラ化したテレビですが、使用を誤ると子どもにとってデメリットばかりになってしまいます。
最近の研究から分かっていることは、テレビの視聴時間は、「1日1時間」が最適ということです。
1日1時間であれば、上手にストレスが発散できたり、ボーっとする時間を作れたりします。
しかし、1時間以上になると、勉強や宿題をする時間がなくなったり、やる気がなくなることが分かっています。

子どもがテレビを見すぎて悩んでいる人も多くいますが、この記事を読んで、テレビとどのように関わっていけば良いのかを考えてみて下さい。
今日は、親が最低限知っておくべき、子どもとテレビとの関係をまとめてみました。
子どもにはテレビは必要ない?
はっきりいって、子どもにはテレビは必要ありません。



確かに、どないやねん、って感じですね。
究極的なことを言えば、テレビがなくても子どもは育ちます。
ただ、テレビには効果的な使い方があったり、メリットもあることは事実なので、使用しています。
また、テレビがない人生って、現状では考えられないので、テレビとは付き合い方を考えていかなければいけません。
子どもがテレビを見る時間は【1時間】が適切
冒頭にも書きましたが、子どもがテレビを見る時間は1時間が適切なんです。
なぜ、1時間が適切かと言うと、
・1時間程度だと、ストレス発散になる
・1時間以上になると、勉強や宿題をする時間がなくなる
主にこの2つの理由から、テレビ視聴時間は1時間が適切なんです。
全くテレビを見ない子どもよりも、1時間程テレビを見る子どものほうが、成績が良いという研究結果もあります。
テレビを見ると成績が上がるわけではない


研究結果からすると、成績を良くするために1時間テレビを見ようということになります。
しかし、テレビを1時間見たからと言って、成績が上がるわけじゃないんです。
もともと1時間で切り替えられる自制心を持っている子どもは、そもそも成績が良いんですね。
テレビを見る時間よりも大切な子どもの資質
テレビを見る時間は、1時間が適切なことは研究結果からも分かっています。
だからと言って、1時間テレビを見せればいいかというとそうではありません。
それよりも大切なことは、1時間テレビを見たら、次は勉強や宿題などに切り替えられる自制心を持っているかどうかなんです。
この自制心を持っている子どもは、テレビの負の部分に負けることなく、適切にテレビを関わることができます。
まずは、子どもに身につけさせるべき資質を意識しながら子育てをすると、テレビを見る時間を決めなくても、テレビと適切に関わることができます。
子どもがテレビを適切に関わっていくためには「自制心」を身につける必要がある。


テレビのメリット
テレビは負の部分が強調されることがありますが、メリットも確実にあります。
適切に関わるためには、テレビのメリットも頭に入れておきましょう。
メリット1:ストレス解消になる
1つ目のメリットは、ストレス解消になることです。
テレビを見る行為は主体的な行為ではありません。

ボーっとすることで、学校などで抱えたストレスを解消することができます。
メリット2:コミュニケーションの道具になる
テレビを見ることで、親子のコミュニケーションツールになることも、メリットの1つです。
・親子の会話がなくて困っている
・子どもの会話についていけない
・子どもがどんなことに興味があるか分からない
子どもと一緒にテレビを見ると、こんな悩みも解消できるようになります。
また、一緒にテレビを見ている時に、
- 「今の話、どう思った?」
- 「自分やったら、どうする?」
こうやって子どもに聞くことで、子どもの考えていることを知ることができます。
自分が経験したことがないことでも、適切な質問をすることで、子どもに考えさせることができます。
メリット3:新しい知識が得られる
新しい知識が得られることも、メリットの1つです。
我が子は
『クイズ!99人の壁』
『東大王』
などが好きで、よく見ています。
クイズ番組などは、新しい知識を得る絶好のチャンスです。
好きな番組をきっかけとして、興味の幅を広げていくこともできます。

テレビのデメリット
メリットだけでなく、デメリットも知っておいた方がいいでしょう。
デメリット1:目が悪くなる
まず、よく言われるデメリットとしては、目が悪くなることです。
特に、テレビを近くで見る習慣のある子どもは、目が悪くなる可能性が高くなります。
テレビから出るブルーライトを長時間見続けると、当然目が悪くなっていきます。
ブルーライトとは?
パソコンやスマートホンなどの液晶画面から発せられる青い光。波長が短く、可視光線の中でもエネルギーが最も大きい光であり、目の疲れや精神的疲労の原因となる。また、太陽光にも同様の波長の光が含まれるため、夜間や就寝前に長時間見続けることにより、生物時計のリズムが乱され、睡眠障害などを引き起こすと考えられている。
引用:デジタル大辞林
子どもによっては、1日に3時間~4時間もテレビを見ている子どももいます。
休日にはもっと長い時間テレビを見ている子どももいます。
また、テレビを見ていると、瞬きの回数も少なくなるので、ドライアイの原因にもなります。
長時間テレビを見ることで、目が悪くなる可能性が確実に高くなります。
目が悪くなる前に、テレビを見る時間を調整しましょう。
デメリット2:時間が無くなる
テレビを見ていると、当然時間がとられます。
本来なら勉強や宿題、お手伝いをしなければいけない時間であっても、テレビを見ることで時間がなくなってしまいます。
テレビを見ることで
・勉強する時間がなくなる
・宿題をする時間なくなる
・睡眠時間が短くなる
・家族団らんの時間がなくなる
テレビを見る時間が長くなることで、様々な時間が削られます。
とくに睡眠時間が短くなると、翌日の学校に影響を及ぼすことになります。
睡眠不足となり、翌日の学校での勉強が集中できないこともあります。

デメリット3:想像力が乏しくなる
テレビを見る行為は、主体的ではなく、受け身の行為です。
テレビから流れてくる映像をなんとなく眺めている状態です。
カラフルなテレビの色に脳が活発に動いていると勘違いすることがありますが、テレビを見ている時は、頭は全く動いていません。
ほとんどボーっとした時間で、想像する力も乏しくなります。
テレビを適切に付き合っていくためには
テレビには、メリットとデメリットがあることはお分かりいただけたと思います。
メリットとデメリットが分かった上で、どのようにテレビを適切に関わっていった方が良いのかを考えてみましょう。
適切に関わっていくためのコツをまとめてみました。
コツ1:テレビを見る時間は1時間と決めておく
まずは、テレビを見る時間は「1時間」と決めておくことです。
時間を決めることなくダラダラと見続けていると、デメリットばかりになってしまいます。
また、テレビを見る時間を1時間と決めておくことで、本当に見たいテレビ番組が何なのかを考えるきっかけとなります。
不必要なテレビ番組を見ることもなくなります。
コツ2:親子一緒に見る
2つ目のコツは、親子で一緒になって見ることです。
親子で一緒になって見ることで
- テレビを見る時間を制限できる
- 子どもがどんな番組に興味があるのか分かる
- テレビを通して、コミュニケーションがとれる
このような利点もあるんです。
子どもだけで見てしまうと、確実に1時間以上テレビを見続けてしまいます。
また、どんなことに興味があるのかも分からずに、せっかくの子どもとのコミュニケーションの時間も無くなってしまいます。
テレビの時間を充実させるためにも、親子一緒に見てみましょう。
コツ3:子ども部屋にテレビは置かない
3つ目のコツは、子ども部屋にテレビを置かずに、リビングに置くことです。
子ども部屋のような閉鎖的な場所にテレビを置いてしまうと、子どもが自由にテレビを見てしまいます。
親がコントロールできない状況であると、テレビがデメリットばかりになってしまいます。
そうなるのを避けるためにも、テレビはみんながいるリビングに置くようにしましょう。
リビングに置くことで、みんなで見ることもでき、親がテレビを見る時間をコントロールすることもできます。
テレビを見る時間は1時間のまとめ
子どもがテレビを見る時間は1時間が適切な理由と、テレビとの関わり方がおわかりいただけたと思います。
テレビにはメリットとデメリットの両方がありますが、テレビを見ることが子どもにとって良いことになるように、親がコントロールしてあげて下さい。

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