主夫のメリットとデメリットを教えてください。
主夫になって良いことあるんですか?
主夫になって嫌なことありますか?
こんな疑問に3分12秒でお答えします。
主夫になって2年がたちました、かずき(@kosodateriron)です。
最近、主夫になりたいと思う人が増えているみたいです。

私の経験から言わせてもらうと、主夫は最高です。
主夫になるメリットしかありません。
もちろん、デメリットもありますが、それ以上に良いことがたくさんありました。
この記事では、主夫になるメリットとデメリットがまとめてあります。
主夫になりたいって方は、ぜひ参考にしてください。
主夫のメリットとデメリット
主夫になった2年を振り返ると、デメリットよりもメリットの方が大きいと感じています。
だいたい割合から言うと、良いことが7割、嫌なことが3割くらいです。
主夫のメリット=7割
主夫のデメリット=3割
もちろん、主夫になった当初は、まだまだなれずに後悔することもありましたが、それも1か月だけでした。
主夫なりの現実を見つめつつ、主夫の良いところやメリットに目を向けることで、だんだん充実してきました。
2年たった今では、メリットの方がはるかに大きくなっています。主夫のメリットをまとめると、こんな感じです。
主夫のメリット
- 家族との時間が増える。
- 働かなくていい、仕事のストレスがなくなる。
- 余裕ができる、時間の余裕と精神的な余裕。
- 妻が仕事ができる。
- 自由が増える、夕方からお酒が飲める。
- 子供に男性が家事をする姿を見せられる。が家事をするようになる。料理もする。男も、そう言った姿を見せることが重要。
もちろん、デメリットもあります。デメリットはこんな感じです。
主夫のデメリット
- 周囲の反応がめんどくさい、世間の価値観もまだまだ主夫に冷たい。
- 立場が下に見られる。
- 収入がない、お金を自由に使えない。
- 仕事、家事育児に終わりがない、休みがない。
- 男としてのプライドが保てない
それぞれ詳しく説明します。
主夫のメリット
主夫になるメリットを詳しく解説します。
家族との時間が増える
主夫の一番のメリットは、「家族との時間が増えること」です。
私は、今まで教師として働いてきました。
平日も残業がありましたし、休日も部活動があったため、子どもや妻と関わる時間がほとんどありませんでした。
それが、主夫になって、24時間家族と関われるようになったことは、一番のメリットです。
家族との時間が増えたことで、今まで気が付かなかった家族の良い面にも気付くことができ、自分の幸福度も上がっています。
主夫になって本間に良かったのは、休日に予定も立てられること。
今までは、部活動があったり、公式戦があったりして、予定が入れられませんでした。
しかし、妻が歯科衛生士なので、休日に仕事をすることがありません。
私も仕事がないので、家族で旅行などの計画も立てられるようになりました。逆に、今までの仕事がブラックすぎましたね(笑)
仕事のストレスがない
主夫になると仕事のストレスが完全になくなります。だって、仕事していないので当たり前ですね。
もちろん、主夫なりのストレスはありますが、仕事のストレスと比べると、比べ物になりません。
ゼロに等しいですね。
考え事をしていて夜寝れないことも、急に保護者から電話がかかってくることも、何もかもありません。
主夫には、ある程度のノルマはありますが、それさえクリアすれば、特に怒られることもプレッシャーを感じることもありません。
いや~~、心身ともに健康ってこのことですね。

主夫になってストレスがなくなり、体重も5キロ痩せました。
今まで、ストレスで食べていたり飲んだりして、体にもお財布にも悪いこともしていたと再認識しました。
主夫は、主夫なりにやることはたくさんありますが、自分のやりたいようにできるので、ストレスを感じにくいです。
余裕ができる
主夫になって、明らかに余裕ができました。
時間的にも精神的にも余裕がかなりあります。
時間的な余裕が増えた
働いているときには、朝も夜も本当に時間がなくて、忙しい毎日を送っていました。

二度と戻りたくないです(笑)
確かに、朝は家族の中で一番初めに起きますが、妻を見送り、子どもを小学校や幼稚園に送って、主夫なりの忙しさがありますが、仕事と比べたら、かなり余裕があります。
時間的な余裕があって、率直にありがたい。
時間が空いた時には、読書したりビデオを見たり、ブログを書いたりと、それなりに充実しています。
毎日、寝るときには楽しい一日だったと充実感でいっぱいです。
精神的な余裕も生まれた
時間にゆとりがでいたことで、精神的な余裕も生まれました。
自由に使える時間があることに加えて、仕事でのストレスがないので、精神的にもかなり余裕を感じられます。
- 「明日の仕事嫌だな~~。」
- 「月曜日から仕事、まじ行きたくない。」
- 「仕事の準備しなきゃ。」
こんなことで悩むこともなくなくなりました。
悩み事って言ったら、「明日の夕食何にしようかな?」ってことくらいですね。
まあそれも、クックパッドとかググれば解決することです。
妻が仕事ができる
主夫になると、妻が仕事ができるようになります。
というか、妻に働いてもらわないと、収入がなくなります。
ここら辺も、主夫になるときには、妻と相談しないといけないところですが、妻がフルで仕事をしたがっている人なら、ぜひ主夫になって応援してあげてください。
私の妻も、歯科衛生士としてフルで働いています。
女性によっては、主婦になるよりも、外に出て働きたいという方も多くいます。
そんな時に、主夫になってくれる男性だと、自分のやりたいことも夢もかなえることができます。
ちなみに、私の妻の夢は、歯科衛生士として独立することみたいです。
その夢に向かって、私も少しでも協力できればと思っています。
自由が増える
主夫になって、色々と制限されることもありますが、自由に使える時間が増えました。
教員で働いていた時には、一日に1時間も自由に使える時間はありませんでした。
でも、今では一日に2時間~3時間くらいは、自由に使える時間があります。

自分の時間があることが、ガチでありがたいです。
確かに、収入がないことやお小遣いが少ないというデメリットもありますが、自由に使える時間と自由に使える精神があるのは明らかメリットです。
主夫は、家庭内が落ち着いていれば、何でもありというシンプルな職業だと思っています。
夕方の料理を作っているときからお酒を飲んでもOK。
昼寝をしても、二度寝をしても大丈夫。自由って素晴らしいです。
子どもに良い影響がある
主夫になって、子どもに良い影響があることもメリットです。
今までが単に子どもと関わる時間が少なかっただけですが、主夫になって子どもと関わることで、子どもにも良い影響がありました。
子どもへの良い影響。
- 子ども(男)が料理をするようになった。
- 子どもが、掃除・洗濯をするようになった。
- 子どもの性格が落ち着いた。
- 子どもの成績が上がった。
今まで、子どもにとって父親は、ただ家にいるだけの存在でした。
でも、主夫になって家事や育児をする姿を見せられるようになって、父親の認識も違ってきています。
子どもに男性が家事をする姿を見せることで、「男は~すべき、女は~すべき」という意識を持たせることなく成長できています。
今の時代は、女性だけが家事育児をするのではなく、上手に分担しながら家事育児をする必要があります。
そのためには、男性であろうとなかろうと、人並みくらいに、家事や育児ができる必要があります。
子どもは、自分の親の影響を一番に受けてしまいます。
そんな時に、男性である父親が何もしないような人だと、子どもも男性は何もしなくてもいいのか?と勘違いしてしまいます。
我が家では子どもが4人いますが、上の3人の小学生の男の子は、楽しそうに料理をします。
ジェンダーを意識することなく、成長できるのは、明らかにメリットです。
メリットがガチで多いですが、デメリットがあるのも事実です。そのデメリットも詳しく説明します。
主夫のデメリット
続いて主夫のデメリットを紹介します。
周囲の反応がめんどくさい
一番のデメリットは、世間や周囲の反応がめんどくさいことです。
まだまだ、主夫という職業は、世間に認められていないと感じています。
主夫のめんどくさいこと
- 職業欄に「主夫」と書けない。
- 周囲の理解が進んでいない。
- いちいち「主夫」になった経緯を説明しないといけない。
- 白い目で見られる。
- 立場が下に見られる。
主夫は、一般的に言って、まだまだ一般的ではありません。
主夫になりたいって言っても、実際になっている人は、私の周りにはいません。
それくらい、レアな存在です。周囲の理解が進んでいないので、「主夫です」って答えるたびに、周囲の微妙な反応がめんどくさくなります。
何回も何百回も説明しても、だいたい微妙な空気になります。(笑)
早く社会の認識が追い付いてきてくれることを願っています。
主夫の立場が下に見られることもあります。
何をしていますか?って聞かれて、主夫をしています。」って答えると、一応気を使ってくれてはいますが、「あぁ~、主夫?そうんなんや。大丈夫?」って感じですね。
収入がない、お金を自由に使えない
主夫になると、収入がなくなるので、お金が自由に使えなくなります。
働いていた時には、自由に使えていたお金でも、主夫になると、妻に働いてもらっているので、自分が自由に使えるお金がほとんどなくなります。
一応私は、お小遣いを5,000円妻からもらっています。
5,000円って、ガチで少ないですが、働いていないのでしかたありません。
最初はお小遣いが少なくて困っていましたが、そもそも主夫に慣れると、お金を使うことがありません。
5,000円でも、ほとんど使い切ることもありませんし、なんなら、晩酌のお酒なんかは、食費に紛れ込ますこともあるので、全然余裕です。
あと、副業をすることで、月に1万円くらい稼いでいますので、月に1万5千円くらいのお金を使うことができます。
正直、主夫で15,000円使えたら、楽勝です。
ただ、私は物欲がないので、もともとお金を使うことが人よりも少なかったのでできているのかもしれません。
休みがない
主夫には休みがないこともデメリットの一つです。
まあ、休みがないのは、当たり前ですね。
でも、よく考えれば、教員をしていた時も、休みらしい休みなんてなかったし、それと比べると、トータルで自由な時間が増えたことは事実です。
また、行動範囲が狭まるので、休日に仕事仲間と関わる必要もないし、取引先の接待に行く必要もありません。
変な飲み会もないので、逆に自由な時間が増えています。
休みがないことが不満になることもありません。
休みがないのは不満になりませんが、どうしても休みが欲しい時には、私は直接妻にお願いしています。
月に1回くらいは、妻にお願いして、自分の自由な時間を確保しています。
私も働いているときには、妻に自由な時間をプレゼントしていたので、何とか理解をしてもらっています。
やりがいが見つけ辛い
家事や育児には、終わりがなく、やりがいが見つけずらいこともデメリットです。

私は、やりがいを見つけるまでには、時間がかかりました。
今までばりばり働いてきた人にとったら、最初は違和感だらけですね。
ただ、その違和感も、最初の1か月。
最初の1か月を乗り切ると、家事や育児にもやりがいが見つけられるようになります。
特に、子どもの成長を身近で見られるのは、やりがい以外の何物でもありません。100%やりがいです。
男のプライドが邪魔をする(人もいます)
主夫になると、男のプライドを保てない人もいます。
私も最初の数か月は男としてのプライドが邪魔をすることが多々ありました。
私も2か月くらいは悶々としていましたが、ある日、そんなつまらないプライドなら捨てちゃえば?的な考えになりました。
そもそも自分が覚悟を決めて主夫になったのだから、人のせいにするのは間違っているし、プライドなんかいらないや、って思えるようになってからは、主夫がガチで楽しくなりました。
でも、人によっては、この「男だから」的な考えを捨てられずに、主夫である自分を認められない人もいます。
主夫のメリット・デメリットのまとめ
主夫歴2年の私が、主夫のメリットとデメリットを解説しました。
人によって、メリットと感じることやデメリットと感じることが違ってくると思いますが、だいたいの主夫はこのように感じていると思います。
よく考えれば、そもそも仕事でもメリット・デメリットがあります。
今置かれている環境と主夫を天秤にかけた時に、どちらが楽しそうか、充実した人生を送れるかを考えてみてください。
個人的には、主夫のデメリットを消しながら、ぜひぜひ楽しい主夫ライフを経験してほしいと思っています。
自分の納得する人生を歩んでみましょう。
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