・子どもの自己肯定感って大事なの?
・子どもの自己肯定感が低いとどうなるんですか?
・子どもの自己肯定感を高めるためには、どうしたらいいんですか?
この記事は、このような疑問を3分解決できる記事になっています。
「自己肯定感」や「自尊心」という言葉は、どんな人でも一度は聞いたことがあると思います。
そんな身近にある言葉ですが、その言葉について、詳しくはっきりと説明できる人は多くありません。
なんとなく大切ってことは分かるけど、自己肯定感が何なのか、低いとどうなるのか、十分に理解できていない。
そんな方がほとんどではないでしょうか。
この記事で自己肯定感について学ぶことで、子どもの自己肯定感も必ず高めることができます。
今日は、子どもの自己肯定感が低い原因と高めるための方法について、さくっと分かりやすく説明します。
自己肯定感が低い子どもの特徴は?
自己肯定感が低い子どもには特徴があります。
・自信がない。
・自分なんかやっても無駄だと思っている。
・すぐにあきらめてしまい、頑張らない。
・自分の意見を自信を持って言えない。
・人に流される。
・怒られるとすぐに落ち込んでしまう。
・立ち直ることができない。
こんな特徴があるのなら、自己肯定感を今すぐにでも高めないといけませんね。
自己肯定感が低い子どもは、自分に自信をもつことができません。
そのため、何をやってもネガティブに考えて、積極的に行動することができません。
自己肯定感が高い子どもは、このような特徴の反対を思い浮かべてくれればいいですね。
自己肯定感(自尊心)って何?
多くの見解がありますが、ここでは「自己肯定感」=「自尊心」として扱っていきます。
自尊心(じそんしん)とは、心理学的には自己に対して一般化された肯定的な態度である。英語のままセルフ・エスティーム(英: self-esteem)とも呼ばれる。ここでは社会心理学における自己の概念に関して、育み維持される自己評価や、あるいは「ありのままの自己を尊重し受け入れる」態度とする。
引用:Wikipedia
簡単に言い換えると、
自己肯定感とは、「自分は大切な人間だ」「自分は生きている価値がある」「自分は必要な人間だ」という気持ちをいいます。
引用:『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方*叱り方』(明橋 大二)
これって、生きていく上で本当に大切なものですよね。
自己肯定感が低い子どもに必要な【自信】
自己肯定感が低い子どもに必要なことはたった1つです。
それは自信です。
自分自身のことを認めてあげ、自己を肯定してあげるためには、その根拠となるものが必要です。
その根拠となるのが自信なんです。
自信があるということが、自己肯定感には欠かせません。
実はあまり知られていませんが、自信には2種類あります。
能力への自信
1つ目は「能力への自信」です。いわゆる「~ができる」ってやつです。
・勉強ができる。
・スポーツができる。
・お手伝いができる。
能力の自信は、周囲の人から認められたり、自分がしたことを褒められたりすることによって育まれる。
存在への自信
2つ目は「存在への自信」です。
・自分は、生まれてきただけで尊い存在なんだ。
・自分は、この家に居場所があり、家族の一員なんだ。
・何もしなくても、自分は価値があるんだ。
「存在への自信」は、親や周囲の人が存在自体を喜んでくれて、認めてくれることが重要!
自己肯定感を育むためには、能力の自信よりも存在の自信を高めることが重要!
自己肯定感が低い子どもへの関わり方は?

自己肯定感って、どうやって高めたらいいの?
自己肯定感が低い子どもにどうやって関わったらいいの?
そんな疑問にお答えします。
自己肯定感が低い子どもへの関わり方と自己肯定感を高める方法を3つにまとめました。
スキンシップを多くする
まずは、一番大切な「親子のスキンシップ」です。
例えば、
- おんぶや抱っこする。
- しっかりと抱きしめてあげる。
- 手を握る。
- 頭をなでる。
- 一緒にお風呂に入る。
- 一緒に寝る。
肌と肌を触れ合うようなスキンシップを多くすると、子どもは安心します。
ここにいてもいいという存在の自信を持つことができます。
その安心感や存在感が、自己肯定感を育むことにつながります。
子どもが失敗した時こそ認めてあげる
2つ目に重要なことは、子どもが失敗した時に全てを受け止めてあげることです。
子どもが失敗した時に、どのように対処しますか?

怒られることが頻繁に続くと、子どもは自分の存在が否定された気になってしまいます。
成功した時には、誰だってほめることは簡単です。
しかし、失敗したことを含めてまるごと受け止めてあげることで、「失敗した自分でも、存在を認めてくれた」と感じます。
その後、一緒になって解決策を考えることで、さらに絆が深まります。
コミュニケーションを大切にする
自己肯定感を高める3つ目の方法は、親子のコミュニケーションを大切にすることです。
コミュニケーションとは、ただおしゃべりをするだけではありません。
- 一緒に遊ぶ。
- 子どもの相談に乗る。
- 同じ空間を共にする。
様々なコミュニケーションを積極的に図ること、自己肯定感が高まる。
親子の関係が良くなると、家庭での居場所もでき居心地がよくなります。
自分を受け入れてもらい居場所を作ってもらうと、自然と自己肯定感が高まります。
自己肯定感の低い子どもが高くなると?
自己肯定感が高まると、どんな良いことがあるのでしょうか。
積極的になれる
自己肯定感が高まると、積極性が身につきます。
何事にも積極的に行動できるようになり、意欲的になります。


この意欲的で積極的な資質と言うのも、自分への肯定の気持ちや、存在への自信がある時に、自然と身につけることができます。
また、失敗しても受け入れてもらえるという自信があることで、失敗に対して恐れることなく取り組むことができるようになります。
失敗のたびに、怒られてしまうような環境では、積極的に行動しようとは考えませんよね。


他人の成功を認められる
自己肯定感が高まると、人の成功を素直に認められるようになります。
特に存在への自信がない人は、自分自身の存在価値や自己肯定感を確かめるために、人と比べ自分が勝っているものを見つけようとします。
自分の優れている部分を探し出し、自分の価値を確認し安心させようとしています。
もともと人間には「自分の価値を認めてほしい」という欲求がある。
この時に、存在への欲求を満たされていないと、上記のように人と比べてしまうようになります。
人と優れていた場合には、自分の価値を認めることができます。
逆に自分が劣っていた場合には、自分の存在意義が否定された気持ちになり、素直に他人の成功を認めることができなくなります。
また、自分の失敗に目を向けることもなく、反省する機会も逃してしまいます。
自己肯定感が高まると、他人の成功を認めることもでき、自分の失敗も反省できるようになります。
自己肯定感が低い子どものまとめ
自己肯定感とは、「自分は大切な人間だ」「自分は生きている価値がある」「自分は必要な人間だ」という気持ちのことです。
この自己肯定感が低い子どもは、人のことを大切にできないばかりか、自分のことも大切にできません。
また、何事も消極的で失敗を恐れてしまいます。
自己肯定感を高めるために「能力への自信」と「存在への自信」を高める工夫をして、親子で幸せになれるように頑張りましょう。

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