・人のモノを何を言わずにとってしまう。
・友達から貸してほしいと言われても貸せない。
この記事はこのような悩みを4分21秒で解決します。
- 「~ちゃんのおもちゃほしい」
- 「これは僕のだから、あげるのやだ」
おもちゃの取り合いに悩むパパママはたくさんいます。
親からすると、
- 「それくらい貸してあげなさい」
- 「人の物をとったらダメです」
となりますが、子どもにとっては大問題です。
こんな時にみなさんはどのように対処しますか?


子どもが人の物を欲しがる時に適切に対処するには、子どもに「所有」という概念が身についていることが前提となります。
この「所有」の概念が子どもに身についていないと、人の物を欲しがったり、人にものを貸したりできません。
実は、この「所有」という概念は、どんな子どもでも簡単に身につけることができます。
この記事で書かれていること実践すると、こんな子どもになります。
- 子どもが人の物を欲しがることが減る。
- 自分の物でも人に貸してあげられる。
- 無理やり人の物を取らなくなる。
子どもが人の物を欲しがって悩む前に、この記事を参考にしてみてください。
人の物を欲しがる子どもに必要なのは「所有」の概念
人の物を欲しがる子どもに必要なのは「所有」の概念です。


実は、子どもは自分の物と人の物を、はっきりと区別できていません。
人の物を勝手に取ってはいけないことくらい、大人であればすぐに分かります。
しかし、自分の物と人の物の区別できない子どもは、人の物を欲しがることは当たり前のことです。
人の物と自分の物と区別する力が育っていないから、人の物でも取ってしまいます。
- 「そのおもちゃ貸して」
- 「嫌だ、貸したくない」
こんな状況の時は、自分の物という概念を学んでいる最中です。
所有の概念が身についている子どもは、自分の物を人に貸しても、自分に戻ってくることを知っているので、素直に貸すことができます。
人の物を欲しがる子どもに所有という概念を身につけるためには
では、人の物を欲しがる子どもにどうやって所有の概念を身につけさせたらいいのでしょうか。
所有の概念を育てるためには、子どもに専用の物を与え大切に使わせることが一番効果的です。
子どもが日常生活で使うモノってたくさんありますよね。
- 服
- 布団
- はし
- スプーン
- コップ
- お皿
- 服
- 靴
- おもちゃ
たくさんありますね。
こういったモノは、兄弟であっても共有するのはやめましょう。
日常生活で使うモノは、必ず専用の物を使わせる!
幼稚園や保育園、小学校に入学すると、持ち物には全て氏名を書きます。
これって、ガチで大切なことです。
自分の名前を書くことで、自分の物と証明しているので、自分の物と人の物をしっかりと区別する練習になります。
日常の生活から人の物と自分の物を区別することで、所有という概念を身につけることができる。
はっきり言って、これだけでも効果があります。
人の物を欲しがったり、人の物を勝手に取ったりすることがなくなります。
こんな環境だと子どもが人の物を欲しがる
逆に所有という概念が身につかない子どもは、どのような環境で過ごしているのでしょうか。
一度家庭環境を振り返ってみてください。
共有物が多い
家族や兄弟で共有して使っている物が多ければ多いほど、所有という概念は身につきません。
- 食事の時の箸が一緒。
- 茶碗やコップを共有している。
- 一緒のおもちゃを使っている。
このような環境はNGです。
人とモノを共有してしまうような環境で生活をすると、自分の物であるという感覚が育たない!
例え家族であっても、その子ども専用の物を使わせましょう。
所有物が全くない or 物が多い
自分の所有物が全くない、逆に物が多すぎて自分の物かどうかも分からない。
このような状態で生活をすると、人の物を欲しがるようになってしまいます。
現代では、物が多すぎるという場合が圧倒的かもしれませんが、多すぎることで、どれが自分の物なのか分からなくなってしまいます。
定期的に不要なものは断捨離して、子どもが自分の物を把握できる程度にしておきましょう。

子どもが人の物を欲しがった時の対処法!
所有の概念が身についていても、おもちゃの取り合いをしてしまうこともあります。
- 「おもちゃ貸して」
- 「嫌だ!貸したくない」
こんな時に有効な声掛けがあります。
- 「今遊んでいるおもちゃは、楽しいけど、15分たったら~ちゃんに貸してあげようね」
- 「今までずっとこれで遊んでいたから、今度は~ちゃんにも貸してあげて。後で、また返してもらおうね」
子どもにも相手にも話しかけ、お互いに納得できるようにしましょう。
子どもも、じっくり話せば分かってくれることが多くあります。
自分の子どもが人に貸さないからと言って無理やり取り上げるのはNG!
大人がおもちゃを無理やりとって、人に貸したらどうなると思いますか?


無理やり取られると、子どもは「何か欲しい時には、無理奪ってもいい」ということを学ぶ。
こういった「人に貸したくない」という気持ちは、所有という概念を学んでいるということですので、大切にしてあげて下さい。
人の物を欲しがる子どもが所有の感覚を身につけると
子どもが所有の感覚を身につけると、たくさんのメリットがあります。
・忘れ物が少なくなる。
・落とし物がなくなる。
・人に自分の物を貸してあげられる。
・人の物を勝手に取らなくなる。

忘れ物や落とし物をよくしてしまう子どもは、意外と所有の概念が身についていません。
忘れ物や落とし物を子どものせいにする前に、子どもが育つ環境を用意してあげてください。
「自分の物」という感覚が育っていれば、忘れ物や落とし物も自然と減ってきます。
まとめ:人の物を欲しがる子どもに足りないのは「所有」の概念
子育てに必要な「所有」というが概念を紹介しました。
自分の物と人の物を区別するための力は、学校でも身につけることができますが、家庭で育てるのが一番効果的です。
しっかりとその資質が育つような環境を、子どもに用意してあげましょう。
子育てをしていると、悩むことがたくさんありますが、「所有」という概念を知っているかどうかで、子どもの捉え方や育て方が大きく違ってきます。
「所有」ということを意識しながら、子どもの行動を適切に理解できるように頑張りましょう。

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