子育てをしていると、子どものちょっとしたことで腹を立てたり、イライラしたりすることはありますか?私はあります。
また、子どもが思うように言うことを聞かず、子育てに関して、自信が持てなくなる時もあるかもしれません。そんな時に、うつむいて下を向いて子育てをしていてはもったいない。そうなんです。子育ては、ポジティブな方がいいんです。
そこで今日は、
ポジティブな子育てが子どもに与える良い影響
について解説します。
たくさん失敗できる
ポジティブな子育てが良い最初の理由は、子どもが失敗を恐れなくなるからです。たくさんの失敗ができるということは、たくさん挑戦することもできるし、改善して成長できるということなんです。
お母さんの中には、できるだけ子どもに失敗をさせないように、子どもを育てている方もいらっしゃるかもしれません。失敗しないために一生懸命頑張ることは、とても尊いことですし、努力をすることは必要なことです。
しかし、大人になる中で、一度も失敗をしない子どもは、一人もいません。成功することはとても良いことですが、そのために逆に失敗を恐れるようになると、成長する速度が遅くなってしまいます。
長い目で見た時に、「どれだけ成功したか」と言うことに加え、「どれだけ失敗できたか」ということが、とても重要になるんです。
失敗を怒ってはいけません
いざ、子どもが失敗した時には、怒ってたり、自己嫌悪になったり、落ち込んだり、親としてそのような姿を見せないようにしましょう。子どもにそのような姿を見せてしまうと、子どもは失敗することが臆病になり、挑戦しなくなるからです。
失敗した時には、「失敗したこと」よりも、「挑戦したこと」を褒めるようにすると、失敗を恐れずにさらに挑戦しようと言う気持ちになります。
有名なエジソンの名言の中に
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
というものがあります。
これほどまでに、「失敗」は子どもの成長には、欠かせないものなんです。失敗を失敗と捉えることなく、どんどん失敗させましょう。
予言の自己成就
次に、子育てがポジティブなほうがいい理由は、考え方や行動が実際に現実に起こるからです。
心理学の用語に、予言の自己成就というものがあります。以前、下記のブログでも取り上げました。

たとえ根拠のない予言(=噂や思い込み)であっても、人々がその予言を信じて行動することによって、結果として予言通りの現実がつくられるという現象のこと。 例えば、ある銀行が危ないという噂を聞いて、人々が預金を下ろすという行動をとることで、本当に銀行が倒産してしまう、というもの。 このような社会現象のメカニズムを、アメリカの社会学者マートンは「予言の自己成就」と名付けた。
(引用:コトバンク)
簡単に言うと、思っていることや考えていること、また言葉に出したことに引っ張られ、それが実際に現実に起こってしまう、ということです。
どうしても子育てをしていると、ネガティブになってしまうこともあります。しかし、親がネガティブな姿勢でいたり、実際に不安を発言することで、実際に否定的なことが親子に起こってしまう、と言うことはよくあることなんです。
実は、不安というのは、子どもに伝染してしまうものなんです。身近な大人が不安になれば、やはり子どもも不安な子どもになる傾向が強くあります。私が10年ほど勤めた学校でも、不安感の強い先生や親御さんの元で育てられた子どもは、同じように不安を抱くようになり、性格もネガティブな傾向が見てとれました。
不安感を抱いたまま生活をすることが、子どもの成長にとって、良い影響を与えることはありません。そうならないためにも、できるだけポジティブな姿勢で子育てをしてみましょう。
自信がつく
最後に、ポジティブな子育てが良い理由は、子どもが自信を持つようになるからです。
自信というのは、大きく分けると「根拠のある自信」と「根拠のない自信」に分けられます。その中で「根拠のない自信」が重要な役割を果たすんですが、親がポジティブな態度でいることで、根拠のない自信を持てるようになります。
人によっては、根拠のない自信なんか、役にたたないと感じている人もいますが、それは違うんです。
現代の社会は?
現代は昔と違い、変化のスピードが極端に速くなっていることは、みなさんもご存知かと思います。昔であれば、努力して結果が出れば、それが自信となり、次のステージでも活かすことができました。しかし、変化のスピードが速い現代では、成功したという根拠のある自信が、そっくりそのまま次に活かせなくなっていることは、多々あるんです。
数年前は成功したことでも、次にやる時には全く成功しなかった、ということなんか、本当にたくさんあるわけです。そんな時に、「自分自身の根拠が崩れ落ちて、自信をなくしてしまった」とならないために、根拠のない自信で、自分の自信を支えることが大切になってくるんです。
過去に成功したことでも、次に同じようにすると失敗するかもしれません。しかし、そんな時でも、次なる成功を目指して挑戦する気持ちを強く持つのか、失敗したことに潰されて、挑戦することをやめてしまうのか、子どもの成長にとって大きな分かれ道となります。
このようなことにならないためにも、ポジティブな姿勢で子どもの接し、根拠がなくてもいいので、子どもに自信をつけさせてあげましょう。
また、自信がつくと自己肯定感も同じように向上します。詳しくは、下記を参考にしてください。

まとめ
ポジティブな姿勢で子育てをするメリットをご理解いただけたでしょうか。
- たくさん失敗できる
- 予言の自己成就
- 自信がつく
主に、この三つの理由から、ポジティブな子育てが、子どもに良い影響を与えることがお分かりいただけたと思います。ぜひ、今日から前向きな姿勢で子育てを楽しんでみましょう。
今日も「カズキの子育て理論」を最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも自分らしく、子育てを楽しみたいと思います。
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