主夫になるにあたって、妻に相談することは重要ですが、それと同時に、お互いの両親にもちゃんと伝えないといけません。
主夫になってからも、関係性は続いていくので、なるべくなら良好な関係を築いておきたいものです。
私もそうでしたが、どのようにして親を説得したらいいのか、全く分かりませんでした。
周囲に主夫の人もいなかったし、主夫になるために説得する方法なんて探しても出てきませんでした。
なんとか、玉砕覚悟で親に伝えたら、意外とすんなり受け入れてくれました。
そこで、この記事では、私が主夫になるために親を説得した方法をまとめたいと思います。
これから主夫になりたいって方の参考になればと思います。
主夫になるために親を説得するときに大切なこと
主夫になるために親を説得する時に一番意識してほしいことは、「子供の幸せ」です。
親は誰でも子供の幸せを願っています。
子どもが不幸になってほしいと思っている親はいません。
でも、夫婦で話し合って主夫になるって決めて、明るい未来を想像していても、親からすると、「不幸になるんじゃないか」という不安しかありません。
親が反対するのは、この「不安」からで、至極まっとうな意見だと思います。
そんな親には、主夫になることや、主夫になった旦那に支えてもらうことが幸せなんだという視点が抜けていると、親を納得させることはできません。
だから、主夫になることが二人にとって、どれだけ幸せになるのかを丁寧に伝えることを意識しましょう。
お互いの親がいることを意識
結婚は個人の問題ではなく、家族と家族の付き合いになります。
ということは、お互いに親がいるということです。
微妙に説得の仕方が違うので、それぞれ分けて解説していきたいと思います。
自分(主夫・旦那)の親
お互いの親に主夫になることを相談しないといけませんが、まず自分の親から先に相談しましょう。
家族の形にもよるかもしれませんが、私はこんな理由からです。
- 自分の親で、説得する練習ができる。
- 妻の親がけっこう硬い人だったので、順序を気にする。(私の家族→妻の家族という話の順序を大切にする)
- 先に自分の親に話しておくと、妻の親に納得してもらえなかったときに、手助けをしてもらえる。
私自身の親は、自分の考えたように生きなさい、というタイプの人間なので、説得も何も自由にさせてくれました。
ただ、妻の両親には、きちんと説明して、妻を幸せにしなさい」とのことでした。
自分の親が、自由にさせてくれるとは知っていましたが、きちんと説明はしました。
説得の練習にもなるし、妻の親を説得することができなければ手助けもしてもらえるかもしれないので。
結局、手助けは必要ありませんでしたが。
妻の親
自分の親に報告できたら、いよいよ妻の親です。
妻の実家には、毎年帰っていますが、改まって報告しようと思うと緊張します。

結婚するときくらい緊張しました。
妻の親を説得するためのポイントはこんな感じにしました。
現状の問題点を素直に伝える。
お金のことは、なるべく数字を使って具体的に説明。
主夫になることが妻(子ども)の幸せになること。
さらに、子ども(孫)の幸せにもなること。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
具体的にポイントごとに説明しよう!
いきなり、親に説明しても、「何のこと?」みたいな感じになります。
ですので、順を追って丁寧に説明する必要があります。
現状の問題点
私たち夫婦の問題点として、こんな感じです。
それぞれ、疑問に思ったことは、すぐに聞いてもらいました。一つ一つ丁寧に答えていきました。
お金のことは、なるべく数字を使って具体的に説明
親としたら、実際に生活できるのかどうかってところは、ガチで気になっています。

お金は、大丈夫です。何とかなります。
って言うだけじゃ、無理です。
もっと何がどう大丈夫なのかを伝えるようにしましょう。
私の時には、こんな感じ。
収入は?
- 妻の給料20万/月
- ボーナス年2回(1月分×2回)
- 今までにためた貯金500万生活費
支出は?
- 食費:5万
- 光熱費(電気・ガス・水道):2万
- 被服費:1万5千
- 自動車関連:2万
- 通信費:1万5千
- 教育費:2万
- 娯楽費:1万
- 家賃:4万
- 保険料:2万
- その他:2万
合計:23万
これで計算すると、月々3万円のマイナスです。

年間40万円。やばいかも!
でも、ありがたいことにボーナスが年に2回あるので、ギリギリ、、、、セーフ!!?
ただ、子どもが幼稚園や学校に行っている間は、バイトでもなんでもできるので、いざというときにはマイナス分は補えることも伝え、安心してもらいました。
まあ、それならなんとかいけるかな。
そう思ってもらえるまで、丁寧に説明しました。
主夫になることが妻(子ども)の幸せになること
現実的にやっていけることを説明したら、次は、自分が主夫になることで、子どもである妻が幸せになることを強調します。
結局、今のほぼワンオペの状態よりも、私が主夫になって妻が歯科衛生士になるほうが、妻の幸福度が上がることを伝えました。
ここでは、自分のことは置いておきましょう。
あくまで、子どもである妻に焦点を当てて説得します。
また、せっかく親にお金をだしてもらって、歯科衛生士の資格をとったのに、使わないなんてもったいない、ということも伝えました。
孫の幸せにもなる
最後に、私が主夫になることは、子ども(孫)のためでもあることを伝えます。
孫に言われると、かなわんな~~。
かわいいかわいい孫のためなら、しょうがないか。と思ってくれたら、チャンス。
子どもにも、協力してもらって、「パパがずっと家にいてくれた方がいい」というようなことも刷り込んでおきましょう。
我が家は、男子が多くて助かりました。
こうして、色んな不安を取り除き、自分が主夫になった方が明るい未来があることも伝えながら説得することで、納得してもらいました。
主夫には世間体という大きな壁もある
親のタイプにもよりますが、世間体を気にしてしまう人もいます。
これはこれで、仕方のないことです。
まだまだ、主夫が一般的でないので、いきなり認めてくれって言っても、気持ちがすぐに変わるわけではありません。
まだまだ社会的には主夫=無職です。
そんな時に、仕事を全くしていない状態では、完全に無職と思われてしまいます。
そんな時には、ごまかせるものがあれば、説得できる可能性が上がります。
ごまかせるもの=肩書のことです。
自分の得意なことを見つけて、趣味程度で良いので、マネタイズできるようになっておくと、説得しやすくなります。
あなたの娘の旦那さん、何してるの?って聞かれた時に、ごまかせるようになると、便利です。
主夫をしながらでもこんなことをしている人は、ぜひ肩書として利用してください。
- 近くの子どもに勉強を教えている人=家庭教師
- ブログを始めている人=ブロガー
- ピアノを教えている=ピアノの先生
- スポーツサークルで教えている=スポーツのコーチ
何してるの?って聞かれて、
- 家庭教師
- ブロガー
- ライター
- ピアノの先生
- スポーツのコーチ
などなど、ごまかせるようになると、世間体を気にする人には便利です。

そうは言っても、どれだけ稼いでいるの?
なんて聞いてくる人はいません。あくまで、無職ではなく自宅にいながら仕事をしているとアピールすることができれば、楽ですね。
まとめ:主夫になりたい人が親を説得する方法
主夫になりたい人が親を説得する方法をまとめてみました。
親を説得するためには、感情に訴えかけることに加えて、しっかりと現実的に生活できるのかを伝えなければいけません。
一番の関門を突破し、ぜひ主夫になってみてください。
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