・子どもがすぐに嘘をついてしまう。
・子どもの嘘に対して、対処法が分からない。
・子どもの嘘に怒り狂ってしまう。
こんな悩みを3分59秒で解決します。
子どもの嘘はかわいいものもありますが、決して気持ちの良いものではありません。
子どもが嘘をついたことに落ち込んだり怒ったり、何とも言えない気持ちになります。

こんな感じで怒ってしまって、さらに悪循環。
具体的な対処法も分からないので、本当に悩むところです。
実は、子どもが嘘をついた時に怒るのはNGです。
子どもが嘘をついた時は、その事実を受け止めるだけでOKです。
嘘をついたことがない子どもが、ほとんどいません。
ほぼ100%の子どもは嘘をついたことがあります。
だからこそ、この記事で子どもが嘘をついた時の対処法を学ぶ必要があります。
子どもが嘘をついたとショックを受ける前に、子どもは嘘をつくことを前提に対処法を学んでみてください。
・子どもの嘘を怒ったらいけない理由。
・子どもの嘘を受け止める必要性。
・子どもの嘘の対処法。
子どもの嘘を怒ると隠すようになる
子どもの嘘を怒ると、子どもは嘘を隠すようになります。
子どもの嘘をきつく注意しても、同じように嘘をついてしまったり、逆に隠すようになってしまった、という経験をお持ちの方も多くいると思います。

頭ごなしに怒ってしまうと、表面的には嘘が減ったように見えます。
しかし、親が認識できていないだけで、子どもの嘘は減っていません。
子どもが嘘を隠すよりも、子どもの嘘をしっかりと把握しながら改善するほうが効果的です。
子どもは嘘をつく生き物
子どもの嘘を理解しようとするときは、「子ども(人間)は嘘をつく生き物」ということを前提に考えないといけません。
嘘をついたことがない子どもはいません。
先日、私の子どもが室内で野球をしていました。

打ったボールがふすまに当たり、穴をあけてしまったんです。
家に帰ってからその穴に気づいて、長男に問いただしましたが、知らないとのこと。

このように、子どもは一瞬で分かる嘘をつくことがたくさんあります。
誰でも嘘をつくことがあると理解していても、自分の子どもとなると話は別です。

そう思ってしまうんですね。
嘘は誰でもつくので、重く受け止めなくても大丈夫!
誰でも嘘はつくので、軽く受け止める方がうまく行くことが多くあります。
子どもの嘘には2種類ある
子どもの嘘には2種類あります。
- 自分の願望や空想を、自分のことのように話してしまう嘘。
- 自分を守るための嘘。
それぞれ、どんな嘘か説明します。
自分の願望を言ってしまう嘘
自分の空想や願望を、ついつい事実のように言ってしまう時があります。
このような嘘は、そこまで深く気にする必要はありません。
例えば、夏休みに家族旅行に行っていないのに、日記の宿題で
- 夏休みに家族旅行で、遊園地に行きました。
というような嘘をつくことがあります。
私の長男や三男も、このような嘘を日記や絵に書いていました。
このような願望を言っている嘘は、そんなに心配することはありません。
これは単に「楽しいだろうな~」という、自分の願望などを言っているだけに過ぎないからです。
人を傷つけているわけでもありません。
むしろ、子どもに楽しい思い出を残してあげられなかったことに対して、自分自身を振り返る良い機会となります。

自分を守るための嘘
子どもは自分を守るための嘘をつくことがあります。
叱られないための嘘や悪いことをしたのにしていないという嘘です。
このタイプの嘘は注意が必要です。
自分を守るための嘘は、自分の欠点や非に向き合えないことが一番の原因です。
自分自身に向き合えないということは、自分自身を振り返り、改善する方法や手段がなくなり、自分の成長する機会を全て放棄しているのと同じことになります。
我が家の長男の例では、怒られないための「自分を守るための嘘」です。

子どもの嘘は自己肯定感と深い関わりが
子どもの嘘は、自己肯定感と深い関わりがあります。

嘘をつく子どもは、一見するとプライドが高いから失敗を認められず、嘘をついているように感じます。

子どもは自己肯定感が低いから、嘘をついてしまう。
自己肯定感の高い人は、自分の非を素直に認めることができます。
自分が悪いことをしても、それを受け止めてくれるという安心感があるからです。
子どもに関わらず、自分の非が認められないのは、自分に自信がないからです。
これ以上自分の悪いところや非を認めると、存在価値がマイナスとなり「自分の存在を受け入れてもらえない」と思っているからです。
悪いことをして怒られると、「嘘をついた自分は見捨てられる」という不安が大きくなり、ついつい嘘をついてしまう。
子どもが嘘をついた時の対処法!
子どもが嘘をついた時には、子どもをありのままに受け止めることが重要です。
嘘は良くないことですが、いきなり頭ごなしに怒ってしまうと逆効果です。

まずは、子どもを受け止めることで、
- 子どもの自己肯定感が高まる。
- 嘘をついた自分が情けなくなる。
- 嘘をついても受け止めてくれた親に対して罪悪感を感じる。
- 逆に絆が深まる。

嘘をついてしまっても、大切な存在であることは変わりありません。


抱きしめると、「受け入れもらっている」「存在していてもいいんだ」というような、安心感を得ることができます。
その安心感が基盤となり、嘘をついた事実を認めてくれ、反省する機会を子どもに与えることになります。
子どもの嘘の改善方法を一緒に考える!
受け止めることができたら、嘘をついてしまった時に、どのようにしたらいいのかを、親子一緒になって考えてみましょう。
私の長男の例で言えば、
- 室内で野球をしたこと。
- なぜ野球をしたのか。
- ボールをふすまに当てたこと。
- ふすまを破ってしまったこと。
- 破った後にどうすればよかったのか。
最低でもこれくらいのことは話し合うことができます。
話し合うと
- 室内で野球したことがダメやった。
- ふすまを破った時に、まず「ごめんなさい」を言えばよかった。
- ふすまを修繕する方法を考えることもできた。
こんなことを考えてくれます。
話し合いの後、ふすまを修繕する方法を調べ、一緒に直すことができました。
当たり前ですが、失敗しない人生はありません。
失敗した時に嘘を隠すよりも、失敗を上手にリカバリーする方法を教えてあげて下さい。
失敗を成功に変えるための方法は、下記を参考にしてみてください。


子どもの嘘のまとめ
自分の子どもが嘘をつくと、親として認めたくない気持ちが優先してしまいます。
認めたくないからこそ、頭ごなしに怒ってしまい、さらに子どもが嘘を隠すという悪循環になってしまいます。
しかし、事実をしっかりと認識して、受け止めることができると、子どもの嘘が改善され、失敗をリカバリーする方法が身につきます。
嘘をついたことを責めるよりも、失敗から何が学べるのかを一緒になって考えられるようにしましょう。

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