・100マス計算って何?
・よく聞くけど、どうやったらいいの?
・100マス計算をすると、子どもにどんな効果があるの?
この記事は、このような疑問を3分で解消できる記事となっています。
小学生の子どもに算数を教える時に、困ったことありますか?

実は、算数が苦手な子どもの多くは、算数の基礎となる計算力が足りていません。
そんな大切な計算力ですが、実は100マス計算をすれば効果的に簡単に鍛えることができます。
みなさんも、一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
我が子も100マス計算を始めて1年が経ちましたが、100マス計算の効果もあり、算数はオールAです。
実は、そんな計算力や算数の力を伸ばしてくれる100マス計算ですが、計算力以外にも、今後生きていく中で大切な資質を身につけることができます。
この記事では、100マス計算で効果的に身につけた資質について解説します。
とても効果が高いので、算数が苦手な子どもは、全員取り組んで欲しいと思います。
・算数が得意になりたい
・学校の成績を上げたい
・集中力を身につけたい
・自己肯定感を高めたい
・勉強の習慣を身につけたい
100マス計算で身につけられる資質
- 計算力
- 集中力
- 自己肯定感
- 勉強の習慣

100マス計算は、圧倒的に陰山先生の本がオススメです。
100マス計算の詳しい方法などは、ぜひ本を読んでみて下さい。
100マス計算とは
100マス計算は、あまりにも有名ですので、改めて説明する必要もないかもしれません。(笑)
百マス計算とは、縦10×横10のますの左と上にそれぞれ0から9(の場合が多いが、それ以外もある。)の数字をランダムに並べそれぞれ交差するところに指定された計算方法(加法、減法、乗法、除法など)の答えを記入する計算トレーニングである。
(引用:Wikipedia)
こんな感じです。
(実際にやっている100マス計算)
縦の列と横の列が交差したマスを足し算するんです。

ただ、これを毎日するだけでいいんです。
100マス計算の効果は?どんな資質が身につけられる?
こんな単純な100マス計算ですが、100マス計算をすることで、どんな資質が効果的に身につけられるのでしょうか。
1、計算が速くなり、得意になる。
100マス計算によって得られる1つ目の資質は、計算力です。
当たり前ですが、毎日100マス計算をすることによって、確実に計算が速くなります。
子どもは単純なので、計算するスピードが上がると、勉強や計算が得意になったと勘違いして、さらに頑張ろうと意欲がわいてきます。
その学習意欲を上手に活用することで、計算に対するハードルを下げることができます。
子どもは競争が好き
基本的に子どもは競争が好きで、遅くてかったるいものが嫌いな傾向にあります。
ですので、100マス計算をする時にも、時間をはかりながらすると、より効果的に計算力を身につけることができます。
また、計算も正確にできるのであれば、できるだけ速くできるように練習することが、計算が好きになる方法でもあります。
スピードよりは正確性を重視する人もいますが、実はスピードと正確さは反比例しません。
何回も繰り返し練習することで、スピードだけでなく正確さも鍛えることができます。
確かに、正確にできるのであれば、スピードが速いことに越したことはありませんよね。
2、自己肯定感が高まる
100マス計算によって得られる2つ目の資質は、自己肯定感です。
100マス計算と自己肯定感と関係がないと感じている方も多いと思いますが、実は100マス計算をすることによって、自己肯定感が高まるんです。
子どもの自己肯定感を高める方法は、色々あります。
その中で一番簡単なのが、勉強ができるようになることです。
100マス計算も例外ではありません。
私の子どもの例でも、最初はあまり上達しなくても、継続して取り組むことによって、少しずつできるようになっていきます。
このやったらできるという感覚が、自己肯定感を高める要因となっています。
最初は15分かかっていたとしても、それが1分でも1秒でも短縮できれば、それがその子なりの成長につながります。
その成長に焦点を当て、その成長を継続させることで、子どもは少しずつ自信をつけていき、「やったらできる」という感覚を味わえることになります。

3、勉強の習慣がつく
身につけられる3つ目の資質は、勉強の習慣です。
我が家では、長男や二男は、学校から帰ってきたら、宿題や100マス計算をします。
100マス計算をすることによって、今では自然と勉強の習慣を身につけることができています。
宿題や勉強の習慣がつくことのメリットは、この記事を参考にしてみて下さい。
小さい時はとにかく習慣づけ
100マス計算を通して勉強を習慣づけることができます。
すでに長男や二男は、100マス計算や宿題のおかげで、学校から帰ってきたら、習慣のように取り組むようになりました。
遊んだり習い事に行ったりする前には、必ず宿題や勉強をしています。
ある日、長男に聞いてみました。


そうなんです。学校から帰ってきたら勉強する習慣が身についているので、毎日のルーティーンになっているんです。
100マス計算を毎日続けるということは、勉強する習慣を身につけるということでもあります。
逆に、勉強しない日は「何かいつもと違う」というように感じるようになれば、自発的に勉強するようになります。
「継続は力なり」とはこのことです、毎日継続することで我慢の力をつけることにもつながります。

4、集中力がアップする
100マス計算で得られる4つ目の資質は「集中力」です。
最近の研究では、脳の大部分が最も活動的になるのは、「単純で優しい勉強に集中している時」ということが分かってきています。
任天堂DSの脳トレなんかもその範囲に入ります。
その単純で優しい勉強というのは、どんな勉強なのか。
「読み書き計算」をしている時に脳が活発に働く!
その時、脳のすべての領域に血流が集中してきます。
小学生でも、大学生でも大人でも同じような兆候が見られます。
また、毎日簡単な計算問題を解き続けることで、手足の筋肉を鍛えることにもつながり、それが脳の様々な場所を活発に動かすことにつながります。
小さい時から継続させることにより、上手に脳を使えるようになり、難しい問題も解けるようになるんです。
実践してみました100マス計算
私は現在、小学校3年生と2年生の息子がいます。
小学校入学と同時に、漢字の書き取りと100マス計算をさせています。
最初に100マス計算をさせた時は、15分以上かかっていました。
1週間くらいはタイムを縮めることができませんでした。
しかし、2週間くらいたつとタイムが徐々に縮まり、1年経った今では、長男は3分で、二男は5分でできるようになりました。
最初は継続させるだけでも大変でしたが、習慣になると不思議なもので、毎日苦労なく続けることができています。
また、継続して取り組むことで、少しずつでも向上し、最終的には大きな違いになることも分かりました。
100マス計算の3つのポイント
100マス計算には、意識しなければいけない3つのポイントがあります。
ただやればいいというわけではありません。
・時間を計る
・一定期間は同じ問題にする
・毎日同じ時間に取り組む
我が家ではこの3つを意識していました。
時間を計る
100マス計算をする時には、必ず時間を計るようにしましょう。
ただ何となくだらだらとしていても、効果が期待できません。
時間を計り記録することで、客観的に成長を感じることができます。
同じ問題をする
2週間くらいは、同じ問題をするようにしましょう。


毎日同じ条件で行うことで、成長が実感できる。
100マス計算をやっていて、早く終わるようになったとしても、条件や方法が違うと、自分の能力が成長したのか、たまたま速く終わったのかが分かりませんよね。
必ず同じ条件でするようにしましょう。
同じ時間に取り組む
100マス計算は同じ時間に取り組むようにしましょう。
先ほどと同じですが、条件を同じにするためには、毎日同じ時間に取り組むようにしましょう。
100マス計算を朝やるのか、昼やるのか、夜やるのかで、条件が違ってきます。
成長を実感できるようにするためには、毎日同じ時間にやるようにしましょう。
100マス計算で勉強の絶対量を補う
算数は、練習量が命です。計算問題は、練習さえすれば、確実に点数は伸びていきます。
点数が伸びると、子どもも「自分の頭が良くなった」ような気がしてきます。
小6でも、小1からのやり直し学習をさせると、小学生1年生の計算問題でつまづくことがあります。
実はその多くが、勉強の絶対量が足りていないことが原因です。
運動でも勉強でも絶対量が足りていないことで、しっかりと身につけられないことが多くあります。
勉強が苦手と決めつけずに、しっかりと習慣づけて勉強の量を増やしてみましょう。
【効果抜群】100マス計算で身につけた4つの資質のまとめ
- 100マス計算では、様々な資質を向上させることができます。
- 100マス計算では、自己肯定感を高めることができます。
- 100マス計算で、勉強の習慣がつきます。
- 小さい時の宿題や勉強の大きな目的は「習慣づけ」です。
- 100マス計算をすることで、計算が速くなり、得意になります。
- 勉強が苦手な子どもは、絶対的な勉強量が足りてないことがほとんどです。
- 100マス計算で、集中力がアップします。

コメント