この記事を読むと、このような悩みが解決できます。だいたい3分ほどで読めます。
・習い事をたくさんさせているのですが、あまり効果が見られません。
・一生懸命子育てしているつもりなんですが、うまくいきません。
・早期教育がいいと聞いていますが、本当なんですか?
早期教育や習い事など、子どもが小さい時から教育に力を入れる熱心なママが増えています。

いわゆる、教育ママってやつです。
実は、教育ママに育てられた子どもは、大きくなるにつれて、伸び悩むことが多くあります。
もちろん教育ママの子育てが全て失敗かと言うと、そうではありません。
しかし、小学校高学年あたりから伸び悩む子どもを見てみると、小さい時から習い事や勉強をたくさんしていたということが共通してあります。
『5歳から始める最高の中学受験』の著者の小川大介さんも、「習い事や勉強をさせすぎると逆効果になる。」と述べています。
私も、高校教師時代に1500を超える家族を見てきましたが、子育てに失敗している教育ママはたくさんいました。
この記事では、なぜ教育ママの子育てが失敗しやすいのかを解説します。
教育ママかもと思ったあなた、子どもへの接し方を振り返ってみて下さい。
また、少しでも当てはまることがあれば、失敗する前に、修正してみましょう。
- 教育ママが子育てに失敗する5つの理由。
- 教育ママは、子供の自己肯定感を意識していない。
- 早期教育には、ほとんど効果がない。
- 遊ぶ時間がないと、大きくなって伸び悩む。
- 子供は、何もしない暇な時間で成長する。
- 教育ママは、子供の自主性を伸ばすことができない。
教育ママが子育てに失敗する5つの理由とは?
教育ママが子育てに失敗するのには、5つの理由があります。
教育ママの子育てが失敗する5つの理由
- 子どもの自己肯定感を意識していない。
- 早期教育にはあまり意味がない。
- 伸びる子どもは、小さい時にとことん遊んだ子ども。
- 子どもには、何もしない時間が必要。
- 自主性が育たない。
これが、失敗する5つの理由です。
それぞれ詳しく見ていく前に、教育ママの特徴もおさらいしておきましょう。
もし、教育ママの特徴にたくさん当てはまるって方は、一度子供との関りを見直してもいいかもしれません。
教育ママの特徴
- 学歴へのコンプレックスが強い
- 「あなたのためなの」が口癖
- 早期教育に熱心
- 自己肯定感が低い
- 完璧主義
- 寂しがりや
- 教育ママに育てられた
- 情報通なのに流されやすい
- プライドが高い
- 胎児教育に熱心
この10個の中で、半分の5個当てはまったら、黄信号です。
8個以上だったら、赤信号!
今すぐ、子供との関りを見直してください。
教育ママの失敗1:子どもの自己肯定感を意識していない

教育ママは、子どもの自己肯定感を意識していないことが多くあります。
それよりも、子供で自分の満足感を満たしています。
ぶっちゃけ、子どもに大切なのは、知識ではなく自己肯定感です。
自己肯定感って何?って方は、自己肯定感が低い子どもに必要なたった1つのこととは?を読んでください。
なぜ、自己肯定感が必要かと言うと、自己肯定感が高い子どもの方が、「やったらできる」感覚を持っているからです。
逆に、教育ママの子どもは、ママに言われたことをこなすだけで、「自分がやったらできる」という感覚は、あまり持っていません。
小さい時に知識があっても、「自分はできる」と言う感覚を持っていないと、伸び悩む!
教育ママだった私は中学受験の時には鬼だった。結果は志望校にギリギリどうにか滑り込んだレベル。成績も下から数えたほうが早かった。さらに鬼。でも本人のためにならないと気付いて鬼をやめた。そうしたら成績は上がり、夢も自分で見つけてきたし会話も笑顔も増えた。自己肯定感って大事よな
— まるまるあ (@wanshan8) April 18, 2020
教育ママの失敗2:早期教育は効果なし!
教育ママの子どもが伸び悩む、2つ目の理由は、早期教育があまり効果的ではないからです。
『子育ての経済学』にも書かれてありますが、早期教育で得られた知識量は、小学校の高学年くらいで、他の子どもと同じくらいになっていきます。
私の子どもは、幼稚園の時に都道府県の名前と形を完璧に覚えました。

しかし、現在小学4年生ですが、都道府県の名前や形を学校で習い始めてからは、他の子どもと知識の差はなくなっています。
早期教育の全部が悪いわけではないのですが、小さい時から知識を得るようなことをしていても、思ったような効果が得られないということは事実です。
【早期教育に効果はあるのか?】
周りよりも早く
絵本が読める
計算ができる
英語が話せるその差は小学校で追いつく
貴重な幼児期は
やりたくないことを
やらされて失うのではなく思う存分やりたいことをやって
自主性を育て
学習意欲の土台を
作るべきなのかもしれない。— 全力先生@成功する子どもの育て方 (@zenryoku_sensei) March 15, 2020
教育ママの失敗3:遊ぶ時間がない
早期教育に効果がないことは、分かったと思います。
では、小さい時にどんなことをすればいいのでしょうか。
それは、とことん外で遊ぶことです。
教育ママが子育てに失敗する2つ目の理由も、これです。
小さい時に、外で遊ばせない子どもは伸びない。
中学生くらいで、勉強が伸びる子どもと伸びない子どもを比べたら、次の2つのことが共通して見られました。
それは、
- 夢中になれるものがある。
- しっかりと遊んでいる。
例えば、勉強に必要な集中力。
これは、どのようにして培えばいいのでしょうか。
子どもの集中力は、好きではないこと(勉強)で高めるよりも、子どもが好きなこと(遊び)で高める方が効果的です。
当然のことですが、好きなことをしている方が集中できます。
イヤイヤやっていることで、集中力を鍛えることはできません。
子どもにはとことん遊ばせて、好きなことをさせる中で集中力をつけることが効果的です。
遊びで高めた集中力が、やがて勉強に活かされるようになります。
遊びには、意外な効果もありますので、【子どもの【外遊び】の効果がヤバイ!絶対に遊ばせるべきこれだけの理由!】の記事も参考にしてください

習い事の全てがダメかというと、そうではありません。
その習い事が好きですすんでやっているのであれば、そのままやらせておいてもいいでしょう。
でも、習い事を沢山している子どもの場合、全てを楽しんでやっているとは考えにくいですよね。
子どもによっては、イヤイヤやらされているなんてことも考えられます。
ですので、イヤイヤやっている習い事は、思い切って辞めてしまいましょう。

外で遊ぶことで貴重な経験が手に入る
ぶっちゃけ、勉強は机の前だけしていても、限界があります。
なぜなら、小さい子どもにとって、経験していないことは、想像できないし、考えられないからです。
「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、机の前だけでは勉強しているだけでは伸びません。
小学校高学年から伸びる子どもは、小さい時に、虫取りをしたり、自然で遊んでいた子どもがほとんどです。
例えば、男の子が好きな昆虫。


よくある光景ですよね。
これでは、とってももったいない。
こんな時には、

その虫から、子どもの好奇心を伸ばし勉強につなげることが重要です。
こうした関わり方をしていると、いざ理科の授業で昆虫のことを習う時に、経験が活きてきます。
勉強ばかりしてきた子どもは、昆虫の触る経験がないので、昆虫のことを具体的に想像することはできません。
これが、子どもが伸び悩んでしまう理由です。
教育ママの失敗4:何もしない時間が必要
子どもが成長するためには、何もしない振り返る時間が必要です。
小さい時から様々習い事をさせ、詰め込みすぎると、子どもがとても忙しくなり、振り返る時間が無くなってしまいます。
考えたり振り返る時間があるので、想像力、思考力、記憶力が育つ。
毎日毎日習い事や勉強で忙しくしていると、完全に消化不良を起こしてしまいます。


子どもが毎日忙しそうにしていると感じたら、意識して何もしない暇な時間を作ってあげましょう。
教育ママの失敗5:自主性が育たない

教育ママの子育てが失敗しやすい5つ目の理由は、子どもの自主性が育ちにくいからです。
習い事がたくさんあったり、教育ママに言われるがままにこなしていると、自分で考えて何かをするという経験がありません。
自分で選択する経験がない、つまり、自主性が育ちません。
もちろん、まだまだ小さい子どもなので、全て自分で決めることはできません。
しかし、大きくなるにつれて、自分で決断する力は絶対に必要になります。
そんな時に、普段自分で決めていない子どもが、いきなり自分で決めることはできません。
習い事で忙しく、流れるような日々を送っている子ども。
そんな忙しい子どもが、どれくらいのことを自分で決めているか、確認してみて下さい。
おそらく、ほとんど決めていないと思います。これでは、決断力も自主性も育ちません。
自主性を育てるためには、習い事をするのかしないのかを、子どもと話し合ってみて下さい。
自主性を伸ばすためには、この記事も読んでみてください。
教育ママが失敗しないためには子どもの好奇心を潰さないこと
では、子どものことを一生懸命考えている教育ママが失敗しないためには、どうしたらいいのでしょうか。
たった1つのことだけ、意識していれば大丈夫です。
親として意識しなければいけなたった1つのことは、子どもの好奇心を潰さないことです。
大人からするとつまらないことでも、子どもからすると楽しいことばかり。
そんな時でも「そんなつまらないことやめなさい。」なんて言ってはいけません。
つまらなく見えても、「これ、すごい面白そうだね。ママにも教えて。」と言いながら、子供の好奇心が伸びるようにしてあげましょう。
疑問を持ったり、知らないことが知れて楽しい、と子どもが感じる工夫をしてください。
これだけで、子どもの好奇心も旺盛になり、勉強にも活かされます。

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