こんにちは、元教師のかずき(@kosodateriron)です。

・通信制高校に入学するメリットってあるの?
・普通の高校とどう違うの?
・何かデメリットはあるの?
この記事は、そんな通信制高校に関することや、メリット・デメリットについて詳しく知ることができる記事なっています。
この記事を読めば、通信制高校に関しての情報が得られるだけではなく、メリットやデメリットについても知ることができます。
高校選びは一生ものなので、メリットデメリットを理解したうえで、判断するようにしましょう。
良いか悪いかという視点ではなく、自分に合うか合わないかという視点で選んでみましょう。
・自分で勉強をしなければいけない
・質問しようと思ってもできない
・部活動によってはやりたいことができない
・自分で決められる
・入試がない
・学校での上下関係がない
・様々な背景を持った人とつながれる
・やりたいことに特化できる
通信制高校とは?
日本には、主に3種類の高校があります。
授業を行う時間帯や季節、方法などの違いがあります。
・全日制の課程
・定時制の課程
・通信制の課程
通信制高校は、日本にある3つの課程の中の1つです。
まずは、具体的にそれぞれの課程がどのような特徴があるか説明します。
・全日制課程
まずは、全日制課程の説明です。朝から夕方前くらいまで学校で勉強します。
おおよそ平日の朝8時過ぎから午後4時半程度までの日中に学習する課程。いわゆる全日制の課程(全日制課程)とは、通常の課程とされているものである。一般的に高等学校といえばこの課程を指すことが多い。1日に5時間から8時間程度の授業をする。学校教育法により、修業年限は3年と定められている。
出典:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/高等学校#定時制の課程)
ほとんどの生徒が通っている高校ですね。
日本にいるほとんどの方がこの全日制課程に通っています。
・定時制課程
続いて定時制課程の説明です。夜に授業を受けます。
定時制の課程(定時制課程)とは、夜間その他特別の時間帯又は季節において授業を行う課程のことである。英訳では「part-time school」、特に夜間定時制は一般的には「Night school(ナイトスクール)」「ナイトコース」と呼ばれる。
主に、昼間仕事に就き、終業後に夜間に学校に来て学習する生徒のために作られた課程である。そのため、基本的には夜間に授業をするもの(夜間部)が多い。出典:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/高等学校#定時制の課程)
夕方までは、バイトや仕事をし、夕方から夜にかけて授業を受けます。
ほとんどの人が全日制高校に通っているため、定時制や通信制のことを知らない方も多くいます。
・通信制高校
通信制の課程(通信制課程)とは、通信による教育を行う課程のことである。学校教育法により、修業年限は3年以上と定められている。
基本的に自主学習により、一般的にレポートと呼ばれる課題の添削(添削指導)を受けることで学習を進めていくが、同時に一般的にスクーリングと呼ばれる面接指導が、一般的には月に数回程度行われ、添削指導、面接指導、試験などを通じて単位が得られる。
出典:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/高等学校#定時制の課程)
毎日学校に通わずに、通信による教育を行う課程です。
自主学習を基本として、月に数度のスクーリングを通して単位を取得していきます。
通信制高校のデメリット
それでは、通信制高校のデメリットについて、解説いたします。
自分で勉強をしなければいけない
通信制高校のデメリットとし、自分で勉強をしなければいけません。
今までに自分で自立してきた人はいいかもしれませんが、人に任せてきた人にとっては、なかなか辛いかもしれません。
それほど、自分で決めるということは、辛いことですね。
ついつい、楽な方へ流されることもあります。
質問しようと思ってもできない
次のデメリットは、質問をしようと思っても、すぐにできないことです。
当然、教室で勉強しているわけではないので、勉強をしている時に、分からないことが出てきても、自分で解決しなければなりません。
全日制や定時制に通っている高校生は、教室で学ぶため、分からないことがあれば、教室や職員室で聞くことができます。
しかし、通信制高校の生徒は、分からないことがあっても、スクーリングの時まで、待たなければいけません。
兄弟や家族など、教えてくれる人が身近にいれくれると心強いですね。
部活動によってはやりたいことができない
通信制に通うと、部活動によっては、やりたいことができない可能性があります。
通信制だから部活動が思いっきりできないこともありますし、通信制だから思いっきりできる部活動もあります。
これは、部活動によります。
最近では、通信制の高校がインターハイに出場する学校も出てきました。
全日制と対等以上に戦い、夏のインターハイ(サッカー大会)や甲子園に出場する通信制高校もあります。
しかし、まだまだ通信制高校がインターハイにおいて、メジャーかというとそうではありません。
だから、クラブによりますが、実績がない学校に進学すると、思っていたようにクラブ活動ができないなんてことになってしまいます。
クラブ活動の実績があるのかどうかを、しっかりと確認してから進学するようにしましょう。
通信制高校のメリット
通信制高校のメリットです。
自分で決められる
これは、デメリットになる場合もありますが、自分で決められるということが最大のメリットかもしれません。
自分のペースで勉強したいときに勉強できる。
自己責任かもしれませんが、このマイペースで勉強できる所が最大のメリットですね。
学習のスピードを自分で決められるということも、魅力の一つです。
自分なりの進度で勉強できるので、不登校の人や、全日制の高校でうまく行かなかった人にとっても魅力的です。
入試がない
入学試験がないこともメリットの1つです。通信制高校の入試には、ほとんどの高校で入試がありません。
基本的には、入りたい高校に入学することができます。
仮に、編入試験や入学試験があったとしても、学ぶ意欲があれば、合格になることがほとんどです。
中学校を卒業していれば、ほとんど入学できます。
中学校の早い時期から通信制高校へ進むことが分かっていれば、中学の勉強も、高校入試のことを考えずに取り組むこともできます。
また、一発勝負の高校入試のために、力を使う必要もありません。
学校での上下関係がない
通信制高校は、学年と言う概念がありません。
頑張って3年で卒業する人もいれば、ゆっくり数年かけて卒業する人もいます。
このような特徴があるので、学年という感覚がありません。
この点については、大学と似ているところがあるかもしれません。
また、年齢層もかなり広く、15歳で中学校を卒業した人も入学しますが、仕事をリタイアした60代の方がいることもあります。
そんな中では、自然と上下関係もなくなり、フラットな関係で人間関係が築けます。
様々な背景を持った人とつながれる
通信制高校に通う生徒には、様々な背景の方がいます。
年齢も、中学を卒業した15歳の子や、リタイアした後も80代の生徒もいます。
不登校を経験した生徒もいれば、なんとなく通信制に来た生徒もいます。
そんな中で、人間関係を築くことで、自分の人生においても、学ぶことがたくさんあります。
これは、全日制の高校に進学すると、味わえないことでもあります。
長い人生において、とても大切なことでもありますね。
やりたいことに特化できる
本当に突き進みたいことがある時には、通信制高校はお勧めです。
自分で勉強しなければいけませんが、逆に考えると、毎日学校に通う必要がないので、その分自分のやりたいことに時間が使えます。
教室というところで学ばないので、いじめや煩わしい人間関係に力を使うこともありません。
自分の本当にやりたいことがある人には、おすすめです。
ちなみに、部活動ができないことが、デメリットでもありましたが、部活動によっては、練習時間が確保できることで、全国大会に出場した高校もあります。
例えば、
・第一高等学院のサッカー部:インターハイに出場
・クラーク記念国際高等学校:北海道代表として夏の甲子園に出場
・相生学院高等学校テニス部:インターハイ春夏連覇を達成
練習時間を確保できることで、通信制の高校を選んでいる生徒もいます。
全国定時制通信制体育大会もある
通信制課程には、全日制過程と同じように、全国大会がある競技もあります。
・野球
・バスケットボール
・サッカー
・バレーボール
・ソフトテニス
・卓球
・剣道
・陸上
メジャーな競技はだいたいありますね。
夏の時期に、東京を中心に開催されます。
通信制高校のデメリット・メリットのまとめ
通信制高校のデメリットとメリットをまとめてみました。
どの高校へ進学しようと、良し悪しは必ずあります。
一番大事なのは、自分に合っているかどうかです。
ぜひ、この記事を参考にして、自分に合った通信制高校を選んでみてください。
・自分で勉強をしなければいけない
・質問しようと思ってもできない
・部活動によってはやりたいことができない
・自分で決められる
・入試がない
・学校での上下関係がない
・様々な背景を持った人とつながれる
・やりたいことに特化できる

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