・勉強をし始めても、すぐに集中力が切れてしまう。
・勉強していると思ったら、ゲームで遊んでいる。
・子どもに集中力がなくて困っている。
このようなお悩みを2分12秒で解決したします。
子どもが珍しく勉強し始めたと思ったら、いつの間にか遊んでいる。
そんなことでお悩みに方はたくさんいます。

実は、集中力のある子どもとない子どもの脳を比べても、そんなに大きな違いはありません。
そもそも、同じ人間なので、そんなに違いはないんです。
では、なぜ集中力がある子どもとない子どもがいるのでしょうか。
それは、集中できない原因を適切に把握していないからです。
集中力は、個人の資質でもなければ遺伝でもありません。
どんなに集中力がある子どもでも、集中できない環境にいると、集中することができません。
逆に、環境次第では、どんな子どもでも高い集中力を維持することができます。
この記事では、子どもが集中できない5つの原因を徹底解説します。
この5つの原因を正しく理解し、5つの原因を遠ざければ、子どもは集中して勉強に取り組むことができます。
この記事で、子どもが集中できない原因を学んでみましょう。
勉強に集中できない原因は5つ
勉強に集中できない原因は、主に5つです。
細かく挙げれば、もっとたくさんあります、ここでは代表的な5つの原因について解説します。
この5つのチェックポイントをそれぞれ振り返り、子どもが集中できる環境を用意しましょう。
では、それぞれどういうことなのか、詳しく説明していきます。
勉強に集中できない原因1:誘惑物が近くにある
1つ目の原因は、誘惑物が近くにある場合です。
どんなに集中力が高い子どもでも、近くに誘惑物があると集中できません。
いざ勉強しようと思っていても、ついついスマホに手が伸びて、いつの間にか時間が経っていた、なんて経験は誰しもがあることです。
人間なんて、誰しもがそんなもんです。
しかし、できる子どもの親ほど、このことを理解しています。
だからこそ、子どもが勉強している時には、ゲーム機など集中を妨げるようなものを隠したりして、遠ざけているんです。
人間の脳は、楽をしたい、楽しいことをしたいという本能的欲求があります。
そのことを理解していないと、自分を誘惑してくるものから逃げることができません。
誘惑物を遠ざけておけば、どんな子どもでも、高い集中力を維持したまま、勉強に取り組むことができます。
勉強に集中できない原因2:時間を意識していない
集中力が続かない2つ目の原因は、時間を意識していないからです。
例えば、次の2つのうち、どちらが集中して取り組むことができるでしょうか。
- 宿題の提出期限がない。
- 宿題を3日後に提出してもらう。


こんな簡単なことなのに、子どもの勉強のことになると、分かっていない人が多いんです。
時間が決められていたり、提出期限があるからこそ、人間はやらなければならないという気持ちになります。
そうやって「やらなければいけない」という環境が、人間の集中力を高めてくれます。
大人でもそうなので、子どもならなおさらです。
宿題にしろ、課題にしろ、勉強にしろ、時間を意識して取り組まないと、集中して取り組むことはできません。
時間を意識しながら、子どもの集中力を高めていきましょう。
勉強に集中できない原因3:体力不足
3つ目の原因は、体力不足です。
単純に、勉強を長時間するだけの体力がない場合です。
体力を軽視している人が多すぎます。
健全な精神は、健全な肉体に宿ります。
その健全な肉体は、外遊びをしてこそ培われます。
だからこそ、小学校に入学するまでは、とことん外で遊ばせた方が、のちのち勉強が得意になる子どもが多くいます。
子どもの外遊びの記事にも書きましたが、早期教育だの習い事だの、あまり効果のないことをしている方が多すぎます。
そんなことよりも、外で遊ぶ方が、体力もつくし試行錯誤する力も身につきます。
100倍良い効果があります。
- 握力がなければ、鉛筆が正しく持てない。
- 体幹が弱ければ、机に背筋を伸ばして座ることができない。
体力がないことのデメリットは、かなり大きいんです。
だからこそ、小さい時から外で遊ばせておきましょう。
勉強に集中できない原因4:満たされている
4つ目の原因は、満たされているからです。

1番は、食べることです。
一般的に言って、お腹がいっぱいの時に、勉強しようと思っても、効果が上がりません。
心理学の実験でも実証されていますが、お腹が空いた時のほうが、頭がさえているので、集中力も維持でき、記憶にも残りやすくなります。
それが、今では、3食のご飯をお腹いっぱい食べることができる。
さらに、夜食におにぎりやラーメンを食べている。
これでは、空腹を感じることがありません。
いつも満たされている状態だと、勉強する気がなくなる。だって、勉強しなくても幸せなんだもん。
だからこそ、勉強して集中しようとしたいのなら、ある程度お腹を空かしているほうが効果的。
集中力が途切れてきたと感じたら、軽食を食べて気分転換すると、さらに集中できるようになります。
もう1つ気をつけなければいけないことは、勉強する部屋の温度です。
これも、実験から分かっているのですが、温かい場所で勉強するよりも、少し肌寒い場所で勉強するほうが、頭に入りやすくなります。
勉強する時には、満たされていない状況を作り出し、勉強しなければ、自分が生きていけないと、脳をだますことが効果的なんです。
勉強に集中できない原因5:やることが明確ではない
最後の原因は、やることが明確ではないからです。
特に子どもの場合、今何をしたらいいのか、それが分かっていないために、何をしたらいいのか分からず、集中できない場合がかなり多くあります。
そんな時には、何をしたらいいのかを分かりやすく指示してあげると、子どもも安心して集中することができます。
子どもの褒め方の記事にも書きましたが、子どもを褒める時には、アウトプットよりもインプットに対して褒めたほうが効果的です。

それは、インプットに対して褒めるほうが、子どもがすることが明確だからです。
子どもは何をしたらいいのかが明確になっているほうが、高いモチベーションが維持でき、集中力が高まるんです。
子どもが勉強に集中できない原因のまとめ
勉強に集中できない原因をまとめてみました。
簡単に言ったら、子どもの集中力をそいでしまうこの5つの原因を早く突き止め、遠ざけるだけで、子どもが集中して勉強できるようになります。
人間は、そもそも楽をしたい生き物です。
これは、本能的に楽な方に流されるようになっています。
どんなに頑張っても、その誘惑には勝てません。
だからこそ、この原因となるものを、きっちりと把握し、それを遠ざけておく必要があるんです。
集中力がある人ほど、この人間の特性を理解しています。
一度、子どもの生活環境を振り返ってみて、集中できない原因がないかどうか、振り返ってみてください。
ちなみに我が家では、携帯ゲーム機やテレビゲーム機もありません。
任天堂DSがありましたが、子どもが熱中してしまい、他のことが手につかなくなるので、現在は隠してあります。
隠して子どもがごねるのは、3日だけです。
それを乗り越えれば、集中力のある子どもに育つのは間違いありません。

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