あなたは、子どもに「何でできないの?」と言ったことはありますか?

実は、何でできないの?という言葉は、絶対に使ってはいけない言葉です。
「何でできないの?」という言葉は、子どもを傷つけてしまう言葉だからです。
子育てをしていると、毎日忙しく1日が終わっていきます。
そんなときに、ついつい子どもに「何でできないの?」と言ってしまっていませんか?
意識をしていないと、知らないうちに、子どもを傷つけていたなんてことにもなりかねません。

しかし、「何でできないの?」という言葉を「どうしたらいいと思う?」に変えてから、子どもが良い変化が見られました。
自分で考え試行錯誤しながら、物事に取り組むようになりました。
この記事を読めば、子育てで何気なく使っているマイナスな言葉を、適切な表現にかえられるようになります。
・「何でできないの?」がNGな理由。
・何でできないの?に代わる言葉。

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「何でできないの?」がダメな理由
子育てをしていると、ついつい言ってしまいがちな「何でできないの?」という言葉。

実は、「何でできないの?」という言葉は、子どもにとって最低な言葉なんです。
その理由を説明します。
理由1:できない理由を探してしまう
子どもは「何でできないの?」と言われると、できない理由を探してしまいます。
自分自身でできない理由を考えてしまい、「だから自分はできないんだ!」と自分自身を納得させてしまいます。
だからこそ、親がポジティブな言動をするほうが、子どもに良い影響を与えます。
ポジティブな子育てが子どもに与える好影響に詳しくまとめてあります。
理由2:「自分はできない子」と感じてしまう
子どもは「何でできないの?」と言われると、「自分はできないやつなんだ」と感じてしまいます。
自分ではできると思っていても、人から強く言われるたびに、自信がなくなります。
自信がなくなるので、自分なんかやってもできないんだと感じてしまいます。
自分でできないと感じるいるので、できるようになりません。
できない子というレッテルを自分で貼ってしまうようになると、積極的に行動できなくなります。
その結果、子どもの脳はさらにやる気をなくしてしまいます。
そんなことでは、もちろん、自己肯定感も高めることもできません。
自己肯定感が低い子どもに必要なたった1つのこととは?の記事も参考になります。
理由3:困ってしまう
子どもは「なんでできないの?」と聞かれると、困ってしまいます。
なぜなら、そもそもできたかできていないか判断できないからです。
子どもは経験も知識も乏しいので、成功したか失敗したかどうかも正確に理解できません。
だから、人から「何でできないの?」と聞かれても、

と感じています。
「何でできないの?」という突き放す言葉よりは、優しく励ましたり、にこにこと前向きに話しかけることのほうが、よっぽど効果的なんです。
このような状態が続くと、無気力な子どもになってしまう可能性もあります。
実は、無気力な原因が「親」であることが結構あります。
「何でできないの?」に代わる言葉は?
「何でできないの?」という言葉は、全く効果がありません。


「何でできないの?」に代わる言葉は
このような声掛けをして、できるまでの道筋を一緒に考えることが重要です。
できない理由を探すよりも、次に向けてどうしたらできるようになるかを考えるようにしましょう。
具体的に子どもが答えることができたら、次は失敗することはありません。
大人が常に、「この子はできるようになるんだ」という態度で接していると、絶対にできるようになります。

大人がヒントを与えることも重要
どうしたらできるようになるのか、具体的に答えられない時には、大人がヒントを与えることも必要です。
子どもは、できるまでの道筋をはっきりと理解していないことが多くあります。
だから、できる大人が上手にヒントをあげながら子どもを導いてあげて下さい。
また、できたときには「なぜできたの?」とか「どうして成功したの?」などと問いかけることによって、できるための思考法を身につけさせることもできます。
「何でできないの?」と言うよりも、大人が反省を!
子どもは「できていない」ということにさえ気付いていません。
大人が悩まないような簡単にできることも、子どもからすると難しく分からないことばかりです。
できないことに気付いてないからこそ、できるための工夫を考えましょう!
「なんでできないの?」と言いそうになったら深呼吸。

無意識に子どもを見下していることも
「何でできないの?」という言葉を聞くと、子どもはどのような気持ちになるのでしょうか?
「何でできないの?」と聞くと、子どもは「こんなことができない自分はダメな奴だ」と感じてしまう。
「何でできないの?」という言葉の奥には、「何でこんな簡単なことが分からないの?」という見下した気持ちが潜んでいる場合があります。
「何度言ったらわかるんだ」という言葉にも、「何度言っても分からないやつ」という子どもを見下した気持ちがあります。
子どもができない時こそ、客観的に自分自身を見つめ直し、軽蔑や見下した気持ちが本当にないかどうか、振り返るようにしましょう。
困っている時ほど一緒に考えよう
子育てをしていると、困った状況に何度も出会います。
実は、大人が困ったと感じている時には、子どもも困ったと感じています。
反対に、子どもが困った時には、ほとんどの親も困っているんです。
そんな時ほど親子で一緒になって、「どうやったら困った状況から抜け出せるのか?困難を乗り越えられるのか」と言うことを考えてみて下さい。
親として余裕がなくなると、ついつい怒りに任せて「何でできないの?」と言ってしまうかもしれません。
しかし、そんな時ほど深呼吸をして一度落ち着いて、余裕をもって子どに向き合ってみてはいかがでしょうか。
子どもの困ったを受け入れられる余裕があるかどうかで、その後の子どもへの影響を大きく違ってきます。
「何でできないの?」のまとめ
「何でできないの?」という言葉は、全く効果がないことが理解できたと思います。
「何でできないの?」と言われると、できない理由を探してしまい、余計にできなくなってしまいます。
できない理由を探してしまうと、「自分はできない人間なんだ」と、自分自身で認めてしまいます。
できない理由を探させるより、成功するまでの方法や道筋を、具体的に示してあげましょう。
親が困っている時は、子どもも困っています。困った時ほど、親子で一緒になって協力し合いましょう。

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